第73号 平成29年2月吉日

★権利擁護部会・人材育成部会合同研修会★ 2月6日(月)開催
講師 熊田法律事務所 弁護士 熊田 均 氏をお招きして、「権利擁護と意思決定支援」について学びました。

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<意思決定支援の定義について>
意思決定支援とは、知的障害や精神障害(発達障害を含む)等で、意思決定に困難を抱える障害者が、日常生活等に関して自分自身がしたい(と思う)意思が反映された生活を送ることが可能になるように障害者を支援する者が行う支援の行為及び仕組みをいいます。
これまでの意思決定支援は、できる限り本人の意思は尊重するが、判断能力が不十分な為適切な判断ができないので、福祉関係者らが判断しなければならないという視点、「能力不存在推定」に立っていたが、これからはその人なりの人生を生きてきた経緯があり、その人なりの想い、そして、判断がありうる適切な判断が自分ではできないとみられていた人々も支援さえあればその人なりの決定ができるという、「能力存在推定」へのパラダイム転換がなされています。支援者側にその人の意思を読み取る能力が必要とのことでした。
<質疑応答>
○金銭管理が難しい。公共料金滞納、趣味にお金を使ってしまう。
→一度本人の意思を尊重して行い、現実を見てもらう。その経済状況を回避するにはどうすれば良いかを考えてもらうため、愚行権があっても良いのでは。
○本人に収入あり。困っている知り合いにお金を貸したい。保佐人にはお金を貯金するように言われている。
→お金=あげるを認識しているのか。生活が成り立つならあり。ただし裁判所に対し、報告了解を得る必要がある。
<感想・ご意見>
・意思決定支援については、やっているつもりですが、場合によっては代行決定になっているかもしれません。今後は気をつけて進めていきたいと思っています。
・本人の意思決定の大切さ、それに対してあらゆる支援を尽くすこと。支援者側の能力の問題もあるということに自分自身もこれを機会にもっと学んでいければ良いと思いました。
・意思決定判断能力という難しい課題でしたが、事例を通してどう対応していくのが良いか、考えることができ、とても参考になりました。
◎上記以外にもたくさん感想や意見を頂き、ありがとうございました。


★広報啓発部会★ 2月21日(火)開催
今年度の取り組みの報告と課題、今後についてを話し合いました。

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●区民まつりについて
今年度は、露橋公園、露橋小学校での区民まつりに参加をして、福祉体験を行いました。例年取り組んでいた車椅子体験とアイマスク体験に加えて、発達障害者の見え方、感じ方についての体験も行いました。
<来年度に向けた課題について>
・車椅子がブース前に並んでいて、なかなかテントの中に展示してある作品まで足を運んでくる人が少なかった。
→場所の配置も含めて、検討を行う必要がある。
・多くの人に参加してもらう為に「体験のハードルを下げる」、「体験したら物が貰える(特別感のある物)、「おまつりに参加をしているので、楽しんで行える」などの仕掛け作りを行っていく必要がある。
→広報啓発の観点を第一に来年度の部会で検討を行っていく。

●チームメッセンジャーについて
・今年度のチームメッセンジャーの活動は、豊治学区の民生委員・児童委員の方々へと、中川区社会福祉協議会と協力して福祉教育を行った豊治小学校の2回取り組みました。
・「精神障害について理解したい」というニーズがある為、今後検討していきたいと思います。

●区役所内物販について
今年度は3ヵ所の事業所(サポートセンターbeing小本、わーくす昭和橋、フローラ)を中心に取り組んできました。
○今後の物販の拡大について参加した部会員の皆様に意見を出していただきました。
・玄関先のスペースを活用していく。
・玄関の外でテントを使用していく。
・目立つ場所に案内の看板を設置していく。   …など。
意見を取りまとめ、検討していきたいと思います。

●ガイドブックについて
各事業所に協力してもらい、原稿の構成・修正段階が終わりました。ご協力ありがとうございました。中川区障害者自立支援連絡協議会の総会にてお渡しの予定ですが、参加を頂けない事業所には、総会後に郵送にて配布を行う予定にしています。

●福祉展示について
今年度は、1事業所1ヵ月間で作品展示をしており、協力していただいている事業所が12事業所になりました。
○今後、募集する数に対して、希望者が多かった場合に対してどうしていくのか。
・展示スペースが広いので、使用スペースを限定して、組み合わせていくのはどうかとの意見があり、例年、アンケートにて希望を取っているので、アンケートに他の事業所と組み合わせて良いかの項目を作るなど検討していきたいと思っています。


★おすすめの一冊コーナー★
『トミーの夕陽』(鶴島緋比子、つげ書房新社、1997年)

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『トミーの夕日』は映画「学校Ⅲ」の原作になった作品で作者の鶴島さんが自身の息子との体験をもとに小説が描かれています。
主人公である自閉症の息子トミーと母の心の交流の短編で、トミーの「心の中の声」とカーサンとのかけあいがどこか温まる、癒される内容となっています。それは、カーサンである鶴島さんが現実の世界で苦労された分、読者には理想のカーサンを伝えたかったのかもしれません。
また、トミーを通して、こだわり行動・パニック・社会性の欠如・精神遅滞などの症状についてもしっかり描写されております。
『トミーの夕陽』はもう書店で販売されておりませんが、非常に考えさせられる一冊です。


★新規事業所コーナー★
◎就労継続支援A型
事業所名:就労継続支援A型カラオケROOM
住  所:中川区万場四丁目901番地 コーポラス慶1F・201
電話番号:052-485-7484 FAX:052-431-1081


★区役所福祉展示お知らせ★
中川区役所内・福祉課奥のスペースで、区内事業所の作品を展示しています。利用者さんが作った作品を月替わりで展示していますので、ぜひご覧下さい♪
2月はゆめネットの作品です♪

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★研修・講演会・教室のご案内★
申込書等、詳細については各連絡先にお問い合わせ下さい。

「平成28年度 市民後見推進事業
知っていますか?成年後見制度。知っていますか?市民後見人」
○日 時:平成29年3月12日(日)13:00~16:30(開場12:00)
○場 所:中区役所ホール(名古屋市中区栄四丁目1番8号)地下鉄栄駅12番出口より東へ1分
○対象者:市民後見(成年後見)に関心のある方、福祉、医療、法律などの関係者、従事者
参加費無料、定員300名
講 演『成年後見制度と市民後見』講師:弁護士 熊田 均 氏
体験報告:『市民後見人 活動しています』
報告者 名古屋市社会福祉協議会 成年後見あんしんセンター 市民後見人
パネルディスカッション『成年後見制度の愛知県の現状と市民後見人』
○お問い合わせ:特定非営利活動法人 知多地域成年後見センター宛て
TEL0562-39-2663 FAX0562-39-2667

「第37回障害者作品即売会 福祉の店」
○平成29年3月6日(月)~12日(日)9:00~19:00(最終日18:00まで)
場所:イオンモール扶桑(丹羽郡扶桑町大字南山名高塚5-1)
○平成29年3月7日(火)~13日(月)9:30~19:00(最終日18:00まで)
場所:イオン豊橋南店(豊橋市野依町字落合1-12)
○平成29年3月14日(火)~16日(木)9:30~19:00(最終日16:30まで)
場所:金山総合駅コンコース特設会場(名古屋市中区金山一丁目1905)

「平成28年度名古屋手をつなぐ育成会 権利擁護セミナー」
○日 時:平成29年3月14日(火)10:00~15:30(開場9:30)
○場 所:名古屋市熱田区役所講堂
○定 員:100名 参加費:会員無料(会員外資料代300円)
○主 催:社会福祉法人名古屋手をつなぐ育成会
第Ⅰ部:基調講演 「権利擁護支援と意思決定支援」
佐藤 彰一氏 國學院大学法科大学院教授、全国権利擁護支援ネットワーク代表
対談  佐藤 彰一氏×仁木 雅子氏 名古屋手をつなぐ育成会理事長
第Ⅱ部:映画上映「ぼくはうみがみたくなりました」
○お問い合わせ:育成会事務局までTEL052-671-6211 FAX052-671-6214


★次回開催予定★
総会
日時:3月21日(火)13:30~15:30
場所:中川区役所講堂

<事務局>
中川区役所
中川保健所
中川区社会福祉協議会
中川区障害者基幹相談支援センター

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